薄毛治療で回復できた?生えるまでの流れを紹介

「薄毛は病院で治療する時代」と宣伝されることも増えていますが、薄毛患者からすれば本当に生えるのか気になるところでしょう。自分自身、深刻な薄毛の悩みを抱えており、藁にもすがる思いで治療を決断した経緯があります。

治療の結果、無事に髪を生やすことができたのか、体験を通した効果についてここでご紹介していきたいと思います。

薄毛治療をする前の状況

初めに自身の薄毛レベルを紹介すると、まず生え際は分かりやすいM字型に後退していました。特に横から見た状況はまるで昔のヤンキーがやっていた剃り込みのようで、天然仕様なだけに辛く感じていたところです。しかもどんどん奥に深まっていく実感もあり、前髪は基本的に下ろして薄毛を隠していました。

しかし、どちらかと言えば頭頂部の方が悩みでした。つむじ付近を中心に地肌が広く目立つ状態だったのですが、前髪と違ってこちらは隠すことが難しかったからです。外に出るのも苦痛で帽子を被れる時は常に被っている状態でしたし、帽子を被れない時は背後に人が立つとストレスを感じていました。

幸いにも完全なハゲではなかったものの、この調子でいけば将来的にハゲまっしぐらなのは間違いなく、そんな不安もあってとうとう薄毛治療を決断しました。

薄毛治療にも取り入れられているビタミンの効果

2種類の治療薬で回復を目指す

病院に薄毛治療の相談をした結果、用いることになったのが飲み薬と塗り薬の2種類でした。これらは治療のスタンダードな構成とのことで、大抵の場合はこのセットで治療に臨むことになるでしょう。ただ、薄毛治療の専門病院ではない場合、塗り薬は処方されないこともありますので注意が必要です。

一般の病院ですと飲み薬だけの取り扱いしかないことも多いため、セットで治療をしたい場合は専門でやっているところに相談へ行くのがベターと言えます。

半年ほどは変化なし

よく育毛や発毛は半年ほど続けてから効果が出ると言われていますよね。私自身も半年をひとつの目安にしながら治療を受けてきましたが、特に変化を実感できなかったというのが実際のところです。中には初期脱毛が発生したり、あるいはすでに発毛を感じられたりする人もいるようですが、私の場合はこういった変化が全くありませんでした。

不安になるくらいに変化が見られず、本当に治療は効果があるのか心配になるほどでしたし、実際効果を感じられないことで治療を止めてしまう人もいるようです。僅かな兆しでも感じられれば続ける意欲が増すところ、主だった変化がないゆえに治療の継続も迷ってしまう心境でした。

1年後に感じた少しの違い

私が治療の効果を実感できたのは、治療を開始してから約1年が経過した時のことでした。効果といっても一気にフサフサになれたというものではなく、「生えたかも」程度のものです。特にそう感じたのが頭頂部で、地肌が以前よりも目立ちにくくなったように感じられました。

まだまだ薄毛状態であることには違いなく、当初がレベル10の薄毛だとしたら、レベル7くらいには改善された印象があったのです。僅かながらも黒々としているような雰囲気も感じられ、もしかしたら生えてきているかもしれないという希望を持てた瞬間でした。

一方の生え際については変化なしです。生え際は発毛が難しい場所と担当医からも説明がありましたが、その意味がよく分かった気持ちでした。相変わらずのM字型で、どんなに目を凝らしてみても変化を実感できません。1年も続けた段階でこれといった変化を感じられなかったこともあり、生え際の回復については諦めがちな自分がいました。

2年目になるとかなり違う

回復してきているという確かな実感が持てたのは2年目に入った頃のことです。1年を過ぎてからも地道に治療を続け、髪のコンディションには日々注目していましたが、2年目の段階でようやく心から生えたと言えるくらいの回復効果を実感することができました。

頭頂部は治療前と比べ、明らかに毛が増えている感覚がありましたし、周りからも髪が増えたと指摘されるようになったほどです。人から言われた時は本当に嬉しく、治療を続けてきた努力が報われたような気持ちでした。それでもレベル10の薄毛がレベル3くらいにまでなった状態だったため、完全な回復とは言えないものの、気になっていた頭頂部が復活しているのは間違いなく嬉しい出来事でした。

外出をする時にも帽子が不要で、出掛けるのが楽しく感じられるほどです。生え際もこの調子で回復して欲しい気持ちでしたが、2年目でも顕著な回復を実感することはできませんでした。ただ回復はしていないものの、進行もしていないというのはそれなりの効果が出ているということなのでしょう。

さらに進行することなく踏みとどまってくれていますので、現状維持にはなっているようです。薄毛が進行するよりはマシであり、M字については可もなく不可もなくといった感想です。

3年目に限界を感じた

2年目でかなりの回復を実感できたこともあり、それからも期待をしながら薄毛治療を続けていました。しかしながら、3年目に突入をしてもそこからの変化はあまりなかったです。頭頂部は2年目の段階よりも少し回復しましたが、完全なフサフサには至らない状況でした。

治療の効果は緩やかになっていて、薄毛レベル2くらいを保っているという状態です。治療を続けている限りは進行もしていないようですので、この辺りが回復の絶頂期なのかもしれないという印象です。もっと早く治療を開始すれば回復率が高まったかもしれず、後手になったことを後悔しています。

一方、難関に感じていた生え際については少し期待が持てるようになっていました。当初がレベル10とするならレベル6~7くらいにまで回復してきて、少しマイルドになったM字型を確認できます。3年も継続した上でのこの回復率だったこともあり、生え際はやはりハードルが高いと思います。

それでもいくらかの復活ができたことは嬉しく、薄毛治療の効果は絶大ということなのでしょう。


治療は継続し続ける

初めて薄毛治療を開始してから5年の月日が経過していますが、3年目の状態をピークにあまり状態は変わっていません。これ以上の回復を望むのなら治療法を変えるほかありませんが、他の治療は費用が高めです。継続による負担を考えると飲み薬と塗り薬を使うのが自分には合っており、今後もこのまま治療を続けるつもりです。

それに治療を止めてしまうとまた治療前の状態に戻ってしまうとのことで、ここで止めることもできません。せっかく生やした髪の毛ですので、納得ができるところまで治療を続けていきたいと考えています。

参考>名古屋薄毛治療